2020年10月13日の断片

▼残念ながら季節の変わり目に耐えきれるわけもなく、あえなく体調を崩してしまった。忙しくなるタイミングなので厳しい。
 
 
▼今更ながらの帰宅時における知見。夜もとっぷりと、というような時刻に電車に乗るので座席が空いている。で、それらはシートの端から順に埋まっていくので、あえて真ん中あたりに座るなどすると対面の位置に誰も来なくて安心だ。酒をあおりながらお連れ様と延々大声で話し込むような人が前にいると、心身ともに休まらないのであるからして。
 
 
▼少し前に『Baby』(Netflix)のシーズン1を見終えていて、ティーンの描き方としてなんて素晴らしいんだと思っている。大人の介入によって抜き差しならなくなってしまった子どもたちの日々は、大人が(勝手に)立ち直っていってなお、そのことによっても振り回され続けていく。可能性や刹那の価値を無責任に称揚するのではなく、そういうことをちゃんと描いている。シーズン2のep1では自身の選択がもたらす影響について語られていて、袋小路に入りこんでなお、自分の選択や決断がどのような意味を持っているかを問うことにちゃんと価値や意味を見出していて信頼が置けると思った。


▼SEXシーンが良くて、それは行為に至っても至らなくてもちゃんと全部に意味があるからなのだった。思えば退廃的で破滅的な話でありながら妙に品があるのだ。それが何より見続けられる理由かもしれない。