2020年10月10日の断片

▼雨も雨な晴れの特異日である。


▼引きこもって課題をすすめることは決まっていた。頑張って締切に間に合わせることができた。


▼申し訳ないなと思いつつ、出前を頼んだ。こんな日に…という気持ちとこんな日は稼ぎ時なんだろうかという想像がいったりきたり。玄関先に置いときますね〜という声にせめてものの気持ちでお気をつけて…と声をかけたものの、んなこと分かってんだよ!とか思われてそうだ。インターホンの画面ごしにびしょびしょのヘルメットが見えた。
 
 
▼今般の状況に陥ってから、新しい生活様式とやらへの対応を迫られ、窮屈な思いをしていると「思い込んでいる」フシもあり、あらためて何かポジティブな変化とか、楽しんでいることはないだろうかというような話を2人でした。ベースには変化をあまり好まない生活への考えがあるのだけれども、何か新しいこと(今年になるまで出前とか頼んだことなかったぞ)が定着していく様は結構面白く感じるのだった。前回の話じゃないが、自分の人生は外的要因によって駆動していく(重要なのは、最終的な選択と決断は、それが誤解であったとしても自分が下した、とそう感じられているということである。それが尊厳だ)ことでしか前に進まないのかもしれない。僕にとってはそういうことのほうが前進であり、他はむしろ「流されている」と形容すべきものなのかもしれない。内的に、流されている。自分は自分に平気で流される。