2020年6月6日から10日の断片日記

6月6日

www.kinejun.com
それぞれが好き勝手喋ってるようにみえて、誰に言葉を届けようとしているのかが伝わってくる感じがする。
 
ラジオを2つ聴いた。TBSラジオアルコ&ピース D.C.GARAGE.』『ハライチのターン!』だ。安定していいバイブスだと思う。聞いていて幸せな気持ちになる。
 
夜に来客(というか昼から来ていて、僕は仕事だったから夜に会えただけなんだけど)があって、久しぶりに恋人や職場以外の人間と、時間と場を共有した。
 
駅まで送り届けたらどしゃぶりになって、電車も一時止まっていたようだった。梅雨と豪雨の季節が近づいている。
 
 

6月7日

movie.walkerplus.com
宇野さん続きでアレなんだけど、面白いインタビュー。ふだん『POPLIFE:The Podcast』とかで聞いている話とあわせて考えると非常によくわかる。
 
ポップカルチャーは参加できるものである」ってめちゃくちゃ嬉しい言葉だ。日々カルチャーを享受する身として、それが消費にしかなっていないことにどこかもどかしい思いを長年抱え続けていた。けれども、自分が何を見て、何を聴いて、何をどう支持するかで、ちゃんとカルチャーが駆動していくんだ、その繰り返しで今よりも世界が少しだけ良くなっていくんだ…そういうことが感じられるのは素直に嬉しい。

それから、ここで述べられている批評家やジャーナリストの役割、めちゃくちゃそうだなって思う。自分はレコメンド社会になる前からずっと自分にはない価値観や視点から作品を照射したときに何が見えてくるのか、ということを提供してほしくて、自分を揺さぶってほしくて、そういうのを読みたがったていところがあるのでどんどん広がってほしい。キュレーション、だけではなくて。 

そういう意味では、やっぱり絶対に批評的態度というのは必要で。ただ、そこで『批評を取り戻そう!』みたいなことを言ってもいまの世の中にはあまり響かない気がするので(笑)、作品からレファレンスやコンテクストを見つけて自分勝手に楽しむということを、しつこく提案していきたいですね。レファレンスやコンテクストというのは、もちろんアーティスト本人が意図したものもありますけど、時代のうねりの中で必然的に発生したものだったり、思いがけず別の世界とつながりが生まれたものだったり。ポップ・カルチャーの本質って、そこにあると思うんですよ

 
それにしてもBLMの件、ここにきて一気に噴出してるって感じだけど、あのタグが出てきた当時って無理に訳そうとしてたっけ?という。「は」「も」辺りで苦心しているようだけど、ニュアンスが改変される恐れがあるのならBLMでいいかななんて思ったりもする。優れたポップカルチャーには予言めいたところがあるということで、HBO『ウォッチメン』見といてよかったな。ワシントンの黄色いペンキ文字、見た瞬間におお…!てなった。内心の自由と差別の解消は両立するはずだし、世界がより良い方向に進んでほしいと思っている。

ミツメの新曲、今回もいいですね。
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6月8日

1001枚の作業から、今日は素晴らしいライブ盤を。
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これがらしくない、という理由でいったんリリースが流れていたという事実に震える。
 
 
再読を、と思ってひとまず岩田『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア新書)を読み返している。
 
部屋に帰ってきてから、テレビ東京『日向坂で会いましょう』の録画分。潮さんの貿易活動、どうしても笑ってしまう。総集編できっちり1ヶ月ぶん、ちゃんとしたコンテンツとして仕上げてきた制作・出演陣には尊敬の念すら湧いてくる。
 
 

6月9日

忙しく働いて遅くに帰ってきた。radikoTBSラジオ伊集院光深夜の馬鹿力』を聞いた。
 
 

6月10日

この日は休みで、朝から午前から買い出しに行くために何往復もした。夕方には暑さでぐったりしてしまって何もする気が起きなかった。それでも頑張って夕飯をこしらえているうちに元気が回復してきたので、新たに仕入れた本を参考に作り置きを2品作った。
 
『POPLIFE:The Podcast』の#70〜#73は三原さんプロデュースの回だったのだけれども、これが普段と異なる座組でありかつおじさん2人がリモートであるという距離感も手伝ってめちゃくちゃいい感じだった。評判も良いようで、もう一度丁寧に聴き直そうと考えている。