2020年4月19日から21日の断片日記

4月19日

昨日、めちゃくちゃダラダラ過ごしてしまったので、今日はちゃんとすごそうと決めてから眠りについたのだが、予定より遅く目が覚めてしまった。それでも自分なりにテキパキとこなして、買い物を済ませた。街は昨日の悪天候と明日の悪天候予報、そして日曜という暦の妙もあって密密だった。みつみつ!自分もその一員なのだから誰かを責める気にはなれない。皆それぞれの事情があるのだ。たった30分の外出なのに、どっと疲れた。

その結果としてその後もダラダラとすごてしまった。とはいえ、冷静に考えれば本当に休みの日なので、自罰的になる必要もないのだった(だが、勉強はしたほうがよい)
 
 

4月20日

部屋にこもっていた。午前中に家事を済ませてからは、ひたすらHBO『ゲーム・オブ・スローンズ』『ウォッチメン』『チェルノブイリ』と『どうぶつの森』を往復していた。というか、HBO、すごいなと思って調べたらこれまでの作品もすごかった。どうなってんじゃ…。
 
夕飯は2日連続でちゃんとこしらえた。なんだったら昼ごはんもこしらえている。えらい。明日からは作りおきで数日過ごす。夜には少しだけ仕事と勉強をした。やはり辞典無しでテキストを読みすすめるのが辛い。学部生時代の知識はどこかへ消えてしまった。
 
 

4月21日

出勤。電車。なんかじんわり乗っている人増えてません?という気がした。そろそろマスクもないし、それがないと仕事もできない(したくはない)し、もう投石とかむち打ちにあいそうな雰囲気だし…。ということで某家電メーカーが販売するというマスクの販売サイトに行こうと思ったがまあ落ちてるよね…と。前日にずいぶん報道されたし、今回も落ちていることがニュースになっているしでもうだめだなこりゃ…。
 
通勤時はリトル・フィートのお勉強。3rd『Dixie Chicken』(73)を聴いて、ああなるほど確かに初期のサザンはまんまだねと思った。土臭いのは好きだ。そしてついでにニューオーリンズウィキペディアを読んで、ハリケーンカトリーナのことを思い出し、ナオミ・クラインショック・ドクトリン』を読もうと思ったまま買うことすらなく日々が過ぎ去っているところまでたどり着いた。近所の図書館をしらべたら2ヶ月間もの間に渡る休館が決まっていた。

仕事は当たり前のように忙しく、なんだかなと思った。相変わらず職員の安全に対しては感度が低い指示が飛んでいて、お鉢が回ってきたらぶっ壊してやろうと思っているのだった。

帰りはリトル・フィートの4th『Feats Don't Fail Me Now』(74)を聴いた。前作と地続きでありながら少し雰囲気が違うなと思ったら、3rdがほぼローウェル・ジョージの作によるものである一方、4thは複数人のペンで書かれているものや、ヴァン・ダイク・パークスのプロデュース作などもあるようだ。なるほど。
 
部屋に帰ったら、ミッツ・マングローブ氏がコロナっぽいみたいなニュースをやっていて、そういえば数日前にラジオで「コロナから逃げ切りましょう」みたいなことを言っていて、そのスタンスに好感を持ったことを思い出した。("打ち克つ"はいいと思うんだけど)打ち勝つ、てのがどうにもしっくりこなくて(闘病中なら別かもしれない)、防戦一方でしかもしばらくは共存しないといけないという状況でその強い言葉は個人的にはどうにも…だから、逃げ切ろうというのはとてもいいなと思ったのだった。どうかみんなに穏やかかつ健やかでいてほしいなと願っております。