2020年4月8日の断片日記

洗濯ものを干した。これは労働に向かない天気ですね…という感じの陽光だったのでそう言った。口にするたびに、GWの楽しみが収奪されてしまったことを思い陰鬱な気持ちになる。疫病騒ぎになったことで時間ができたような話がまことしやかに囁かれてるが、僕の生活、時間にはあまり変化がないのだった。そしてこの事態が明ければ、今まで以上に働かされることが目に見えている。1日かけて構築した対応策が次の日にはひっくり返されるみたいな生活をもう1ヶ月くらい繰り返しているのに、楽しみだけ奪われてまたひどい目にあうかと思うといったいなんのための生活なのだと感じる。年々身体も弱くなっていることが実感としてあるので、残された時間、これでいいのかなと思ってしまう。
 
恋人を仕事に送り出してから、いそいそと支度をして仕事へ向かう。耳元では昨日の続きの『POPLIFE』。めちゃくちゃ野球が見たくなった。開幕、できるかな。職場では不要不急の仕事をしながら指示を待った。結局、出勤自体はかなり抑制される模様。それはそれでいいんだけど、緊急事態宣言下において、従業員を危険にさらすような指示がひとつとんできていて流石にそれには抗議をした。僕はいざとなったら仕事をかえるつもりでいる。相手にも立場があるから、それは理解している。怒っている人が多い。僕も多方面に対して怒っている。表明するかどうかは別だけど。いつも一緒にいる人にばかりそれを見せてしまうような日々は気が滅入る。収入が減る、それは確定事項のようだった。
 
帰ったら恋人の仕事が完全に在宅に切り替わったとの報せ。大きく胸をなでおろした。