2020年10月7日の断片

「その人が好き」だから、「その人の書くもの」が好きだとは限らない。それは、その人を好ましく思うときに、その人の「何」を好ましく思うかをかなり限定的に捉えているところがあるからだ。(とはいえ「その人だから」好き、というのも確かにあるのだけれども)
 
でも、「その人の書く文章が好き」と「その人が好き」の混同や飛躍は割と起きてるなという自覚がさっきあった。生きていく上で書かなければならない(それは生活ではなく人生のために)ような人種が紡ぐものにはたしかにその人が宿っていて(それは思想とかそういうレイヤーのものでもなく、まさにソウルだ)、それを好きと思えたら、まあそれはその人が好きにすぐ飛びついていくようなところはあるよなと。
 

本当はもっと軽い気持ちで毎日書きたい。なんでもないようなことを。でももう20年近く書いてきて、とくにピークだった頃の癖がまだ抜けきらなくてなんだか腰が重くなってしまうのだった。もちろん、試験勉強に追われているとか、仕事が立て込んでいるとかまあ色々あるんだけど。