2020年4月26日から29日の断片日記

4月26日

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見終えたので、聴いた。以下、メモ。

・グラフィティノベルの先駆けは『ウォッチメン』の原作
アラン・ムーアは、映像化において原作者として名前を出さない。自分を魔術師だと主張している…。
バウハウスと同郷

・『ウォッチメン』タイトルの出し方はザック・スナイダーの映画版からきている。そこへのリスペクトが感じられる。
・小林さんの話していたフューチャーの音楽を使った理由(うがった見かたなのかな?)で笑った 
・『高い城の男』との相似
  第二次世界大戦で敗戦国が勝利していたらという世界線。テレビ版の『ウォッチメン』はアメリカがベトナム戦争に完全勝利して、ベトナムアメリカの新たな州になっていた場合という世界線なのでそういう共通項がある。これは、原作にはないフックである。
・エピソードごとに主人公やテイスト、ナラティブの変更があるのはテレビシリーズのなせる技で、そのもとはコミックの手法
・『ロスト』と『ウォッチメン』の関係

・タルサ暴動はあれだけひどい事件であるにも関わらず教科書などにものっていない これを伝えるのもポップカルチャーの役割 
 1923年に似たような事件があり、それは映画『ローズウッド』で描かれている
・当時のオクラホマは今のアトランタのよう
・タナハシ・コーツの「The Case for Reparations」に乗っていたタルサ暴動の記事にインスピレーションを受けている

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そしてこの記事を読んだ。全話見てから読んだが、改めて素晴らしい作品を見たのだな、という気持ちがわいてきた。
theriver.jp
 
 

4月27日

なんかダウナーな気分が抜けなかった。音楽を聴く気にもなれないし、ドラマや映画を見る気分にもならなかった。あ、でもNetflix『タイガーキング』は見た。3話くらい。げっぷが出そうだった。あとは、ひたすら勉強をしていた。読書をしたいと思っているのだが、気力があまり湧いてこなかった。
 
目にも耳にも、もう何度目なんだというひどい話題ばかりが飛び込んでくる。政治だってこの状況に陥る前からずっとひどいし、私刑が跋扈する市井の生活もひどいし、目に見えるものも見えないものも全部怖いなあという感じがある。
 
時間があるうちにやっておこうと思ったことのうちの1つに防災リュックの準備があって、ひとまず2人分、3日くらいはなんとかなるような装備を詰めた。足りると不足が見えてくる。家以外で避難を要するようなことになったらどうするのか(確率としてはこれが一番高い)。というわけで今度はポータブルなキットの準備に着手しようと考えている。
 
 

4月28日

勤労。都から1歩外に出ると危機感のレイヤーが異なっているなという感じがする。人出云々というよりは殺気みたいなものの。受け手側のマインドも大きそうだが、普通に働けていたときと今とでは、どちらが心穏やかだっただろうかと考えた。
 
帰りにコンビニでピーナッツ全集の最新配本を受け取った。配本が第二期に入り、ようやく第1巻が届いた。
 
 

4月29日

少し歩いて、買い出しに出た。近所の商店街は混んでいるので、あそこならもしやと思った場所へ赴いたら案の定空いていた。やった!道中はチャイルディッシュ・ガンビーノの新作を再度聴いていた。相変わらずよくわからんという感じだった。
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自分も含めた道行く人々の装いが、どこか気の抜けたようなものになっているような印象が少し前からあって、でも今日は陽気のせいもあったのか、少しおめかし指数が高いようだった。自炊も少し疲れてきていて、そろそろテイクアウトとか、出前とか、そういうものも検討しようかと投げかけてみるなどした。生活と、感情の色が濃いこの1ヶ月だなとずっと思っている。