重ねられた生活 20190925~1001

0925(Wed)

一日中寝てばかりいた。

日が落ちてからようやく元気に動き出せるのは、日々の睡眠や休息では満タンゲージまでは回復しないことを表しているようでおののいてしまう。おなかまわりをフニフニされながら、胃の大きさが日によって違うような気がしていた。前より小さくなっているのは確かなんだけど。でも自炊をまともにするようになって、食事にリズムが出てきてからは、1日に3回お腹が空くようにはなってきた。健康なんだろう。でもそのあたりから一気に肉付きが良くなってきたので本当に健康なのかは不明だ。
 
 

0926(Thu)

記載なし。
 
 

0927(Fri)

久しぶりに紙の本を買った。最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』の文庫版だ。意外なこと(でもないことなのかもしれないが)に、増税前になにか買いますか、というどうでもいい話題が身の回りで行われていないことが嬉しいのだけれども、買うかどうかの逡巡の際に増税のことがよぎったのはこの書籍を買うときだった。まあ別にそれを決断するにあたって(もう心はほとんど決まっていたので)の影響はなかったのだけれども、こうやって意識下に潜みながらトリガーだけを待っている記憶たちはどのくらいあるのだろう。待合室みたいなのあるのかな。
 
 

0928(Sat)

記載なし
 
 

0929(Sun)

この土日は久しぶりに泊まりがけの外出。とはいえ、東京の東側の方に行っただけなのだが。観光地に赴いたからなのか、ずいぶんと遠くへ来たような感じがして、恋人と京都に行ったときみたいだの、軽井沢みがあるのだのまあとにかくそんなことばかり言っていた。2日間に渡って寿司!うなぎ!ステーキ!みたいな食事をしてしまい、苦しい苦しいとバカみたいに言い合ってはふらふらと歩き回った。いつも思うのは世の中の飲食店の提供量が多いということで、お値段据え置きでいいのでもうちょっと少ないと嬉しい。少なめがお願いできるときはそうするのだけれども。せっかく美味しいもの食べて、最後苦しくなるのもったいないなあと思うのだった。
 
 

0930(Mon)

朝にヘアアイロンが逝った。スペアがあるのといざとなれば恋人のを借りようとか思ってそんなに慌てたりするようなこともなかったのだけれども、どれくらい使ったけなあと思うことでなんか関係のないあれやこれやを思い出してしまって少しだけしゅんとした。しゅん。
 
帰りにVivian Girlsの新作を聴いて、おおVivian Girlsだ…となった。前半の間はどこでなっているのか分からないリズム隊が一転、後半ではギターの隙間から顔を出すようになっていて、これはこれで光に向かっていくようでいいなと感じた。最近、光に飢えているようだ。
 
部屋に帰ってから『オレンジ・イズ・ニューブラック』のS7-ep.10とep.11を見たんだけどこれが抜群に良かった。抜き差しならなくなった人たちのお話が好きだったことを久しぶりに思い出した。シーズン1からずっとおもしろくて、シーズンごとに違った楽しみ方があるのだけれども、この最終シーズンはアメリカが抱える問題に踏み込みながらも、個人のこれはもう文化の豊かさがなせるわざだろうと、ただひたすらに感動してしまう。このままのテンションで最後まで行ってくれれば、『ブレイキング・バッド』に次ぐシリーズとなる。僕の中で。
 
 

1001(Tue)

月が二桁にのった。もう終わりじゃん!て素直に思うなど。それにしては暑すぎませんかね。空気が入れ替わりつつあるのは分かるんだけど。
 
朝も帰りも人身事故でダイヤが乱れていた。今の沿線に引っ越してから往復でくらうのも珍しい話ではなくなってるんだけれども、最近はスパンが短くなってる感じがする。どういう理由でその事故が起きているのかをいちいち調べたりはしないけれども、やるせない気持ちにはなってくる。

そんなこんなで今日は電車に乗っている時間が長かったので新譜をいろいろ聴いた(ここで毎週まとめている)。フレンズの新作。僕は彼らはずっと20代のための音楽を鳴らしているのでは、と言っていたけれど、最近は同じ20代でも大学生というよりは社会人のそれかなと感じていた。新作の1曲目で主人公が満員電車に揺られていて、ああやっぱりそのモード感覚ってあってたんだなと。でも全体として下敷きにしているJ-Popの感じというのはたぶん30代の人たちの方がピンと来るんじゃないかなというのもあって、射程のある楽曲を作るなあと感心してしまった。
youtu.be
 
部屋に帰ったころには日付も変わっていた。食事や入浴を済ませてからは見ようと思っていたエドワード・ヤン『クーリンチェ少年殺人事件』を。明と暗のとらえ方と緑の色調だけでとても感動した。でもひどく疲れていた影響もあり、最初の1時間だけみて、眠りに落ちていた。


今週はここまで。