2022年6月21日の生活

▼1人の休みの日は必ず2時間程度の散歩をすることにしている。区が発行しているウォーキングマップ、普段使っている鉄道会社が展開している沿線のお散歩マップなどを駆使して、あちこち歩いている。準備運動を怠ったせいで、足を少しばかり痛めてしまった。部屋に戻って湿布を貼って、どうしてこんなことになってしまったのかと嘆いていた。
 
▼昔は夜の静かな街を当たり前のように怖いと思っていたのだが、最近は昼間の誰も出歩いていない住宅街もなにか空恐ろしいものを感じるようになった。電気、だと思い至る。夜は営みがあるところに明かりがある。昼は、ただ単に沈黙があり、建物だけがたたずんでいる。しかも、整然と。新幹線の車窓から見えるあの夜の明かりたちに言いようのない感傷を抱くとき、僕はそこに営みを見る。日中の人気のない家々からは、なにか寒々とした別れの匂いを感じてしまうのだった。
 
▼最近聴いたVansireの新作が良かった。

聴いたきっかけはこのMUNYAが参加した曲。ゲンスブール的なこの味わい…。こういうのから永遠のミューズであるアンナ・カリーナまであっという間だから気をつけたい。僕に10代はなかったけれど、たしかに20代はあったので。

▼『オードリーのANN』(ニッポン放送)、SPウィーク回。ゲストの野口聡一さんがやたら達者だった。人間としての徳の高さを耳に届けられたような気分だった。