2021年5月11日の断片日記

▼結局、連休の間に遠出のたぐいは一切せず、ほとんど家にいた。連休後半でしたこと。マルタイラーメンを産まれて初めて食べた。これはうまい。鳥とごぼうの炊き込みご飯まがいのものを作って成功した。高いお弁当を食べるなどして贅沢さを味わった。それから野球をたくさん見たような気がする。でも僕が見ると決まってひいきが負けたりひどく退屈な試合をしたりする。恋人からも「見ないほうがいいのでは?」と言われる始末であった。 
 
 
▼ワイヤレスイヤホンを買った。正確には使っていたshureのイヤホンをフルワイヤレス仕様にしたのだった。ノイズが入る場所というのが決まっていて、不快ではあるのだけれども、興味深いなとも思っている。
 
   
▼案外スムーズに新しい職場に入り始めてはいる。前回が本当にひどかったので、今回も身構えていたのだがまあなんとかやれそうである。だがそういうときほど怖い、というのも身を持って理解しているので引き続き構えていこうと思う。
 
 
御子柴善之『自分で考える勇気ーカント哲学入門』(岩波ジュニア新書)の2周目を読んでいる。『プロレゴーナメ』がかの『純粋理性批判』よりも先に読むべき書物だという知見を得た。それにしても不格好な理解とはいえ、入門書のたぐいを2周も3周もしてくるとさすがに少しずつ分かってくる。頑張るしかない。
 
 
▼音楽。The Pink Stones『Introducing... The Pink Stones』、Small Black『Cheap Dreams』、マックス・リヒター『Voices 2』、Skullcrusher『Storm in Summer』、The Armed『ULTRAPOP』、Nick Hakim & Roy Nathanson『Small Things』これすごいいい雰囲気だったなあ。STUTS『Eutopia』 、寺尾紗穂『楕円の夢』。

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▼見たもの。日本のドラマは坂元裕二『大豆田とわ子と三人の元夫』第4話、山戸結希『生きるとか死ぬとか父親とか』第4話。外国だと、ケネス・カインツ『The Rain』(Netflix)のS1の最後まで、『ゲーム・オブ・スローンズ』(HBO)はS7-ep6まで。スターチャンネルで無料放送していた『僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE』(HBO)の第1話を録画して冒頭部分だけ見たのだけれども、きらめきとはまさにこの事という映像で、それだけで胸が一杯になってしまった。バラエティは『キョコロヒー』(テレビ朝日)普通に喧嘩してて笑った。『あちこちオードリー』(テレビ東京)、『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)、『テレビ千鳥』(テレビ朝日)どれも安定の面白さだった。ドキュメンタリーはBSで再放送している『映像の世紀』シリーズの第3集と第5集。第3集。1920年代のアメリカの虚構性みたいなものにはいつも惹かれてしまう。タルサの件は今となってはとんでもない虐殺であったと分かるけれども、ここではまだ「暴動」とされていた。そして第2次世界大戦の第5集。まったく、言葉もなく、ただひたすらに悲しい思いである。『世界遺産』(TBS)の「ンゴロンゴロ保全地域」、緑の中を動物たちが走っていく様子だけで涙が出そうになる。「イエローストーン国立公園」、一生に一度は行ってみたい。
 
 
▼聴いたラジオやpodcast。『佐久間宣行のANN0』(ニッポン放送・5/5放送分)。『POPLIFE:The Podcast』の#157と#158。自分が時代性とともに語れる年はあるのだろうか、とふと考えてしまった。